今週は、27歳の患者さん(女性)のために治療後の評価を行いました。この患者さんはもっと若いとき以来、脊柱側弯症のための治療を求めたり、医師の診察を受けたりしておらず、痛みもなく生活してこられました。しかし、自分の側弯症をこれ以上無視し続けたくないと考え、成人になっても受けられる治療法はないか、探してみようと決心されたのです。
この患者さんは装具(ブレース)の装着に難色を示し、週1回の治療を24週間受けながら、Dr. ケビン・ラウの指導による自宅エクササイズを実行していくことに決めました。6ヶ月後にレントゲン撮影を再度行いましたが、その結果は嬉しい驚きでした。治療開始前に49度だった側弯症が、治療後の現在、42度になっているのです!
この患者さんはご自分の側弯症が完全にまっすぐになることはない、と理解されていますが、年齢を重ねていくとき自分の背骨をどうケアしていけばよいかがわかったことで自信を深めています。短期間にこのようにすばらしい成果を達成されて、おめでとうございます。