脊柱側弯症手術の術前、術中に起こりえることへの
偏見のない徹底調査
脊柱側弯症手術が必ずしも恐ろしく、不確実で、不安を抱えた経験である必要はありません。事実、適切な情報とアドバイス、知識が伴うと、情報に基づいた最適な治療オプションを、自信をもって選択することができます。 ケビン・ラウ博士の最新の著書は、正しい情報に基づいて脊柱治療の選択ができるよう、重要かつ最新の情報を授けてくれます。
本書から:
- 脊柱側弯症手術についてより詳しく理解できます–手術中に体内に挿入されたロッド (fusion) を挿入したままにする理由など、手術の各手順を細かく解説しています。
- 粛然たる事実が明かされます–術後、外観や活動レベルが完全に正常に戻るとは限らない事など事実をお話しします。
- ケーススタディーを通して、長期の予後を決定する因子が理解できます。
- 各種脊柱側弯症手術に伴うリスクの正しい評価方法が分かります。
- 手術費用の工面、最適な手術時期の選択、施設、執刀医に関する大切なヒントが得られます。
- 100以上のイラストが理解しやすく、読みやすく配置されています。
ケビン・ラウ博士は、栄養学、疾病と治癒に関する真実の探求、調査と普及を生涯の仕事としています。『手術が必要な方のための脊柱側弯症手術完全ハンドブック』でラウ博士は、脊柱側弯症ついて詳細に検証しています。例えば、側弯症という病気、手術、最も効果の高い手術の時期などを説明しています。そして、側弯症を患う方に必要不可欠、かつ適切で人生を変えるような情報を紹介しています。本書を友として、そして脊柱改善までのガイドとしてお使い下さい。
本書には、外科医、整形外科医、医師、理学療法士そしてカイロプラクターなど数多くの脊柱専門家からの知識が詰め込まれています。また、側弯症を患い矯正手術を受けられた患者さんからの貴重な意見も載せています。本書は、患者さんが十分な知識と自身を持って治療オプションの選択が出来るよう、適応の可能性がある治療を一つ一つ検証しています。
ラウ博士は、外科的手術に頼らない脊柱側弯症の治療オプションを信じ、その教育をしている一方、側弯症手術の数多くの利点も認めています。そして、読者や患者さんが、全ての適用可能で有効な治療オプションについて知識持っていただけるよう努めています。
本書から分かること:
- 手術費用の工面 – 脊柱側湾症手術に関する費用の内訳と最終的に費用を決定する要因、例えば、年齢、健康状態、そして変形の重症度などについて理解ができます。
- 自分に訪ねる7つの質問 – 手術による治療が適した患者さんもいますが、全ての方に適しているわけではありません。これらの7つの質問は、手術があなたにとって最適な治療オプションであるかの判断に役立ちます。
- 脊柱側弯症の予後を左右する因子 – 遺伝や怪我、遺伝子マーカだけが側弯症を引き起こす因子ではないことをご存じですか?ビタミンの欠乏、酵素やホルモンレベルの上昇といった単純な要素も側弯症を進行させる可能性があります。これらの要因を最小限に抑える方法と、バランスの崩れが体の状態にどのように影響するのかを知ってください。
- 起こりえる合併症 – 手術は大きな決断です、そしてなお、合併症が起こらないとは限りません。回復期が長期化するといった、マイナーな合併症もあれば、命に関わる、もしくは衰弱するような合併症もあります。合併症を引き起こす要因、問題を抑える方法、手術中に医師がどのように合併症の検査をするのかを解説しています。
- 通常の生活の再開に向けて – 「いつ、通常の生活に戻れるのか?」と言うのが患者さんの中で最も大きな疑問でしょう。実際のケーススタディー、手術を受けた患者さんが通常の健康な生活に戻るまでの成功例と困難なケースから学びます。
情報に基づいた決断は、危険を伴う施術の成功を確実する最良の方法であり、患者さんの心の準備は、手術そのものと同じぐらい重要です。何が起こるのか、そして費用、時間、努力を無駄に費やさない方法を知っていれば、安定した精神の基盤を作ることができ、回復途中の不安や驚きを軽減できます。人は皆、次に何が起こるかを知っていれば気持ちが楽になります。本書は、あなたの心の準備と、手術への理解、主導権を持った治療オプションの選択に役立ちます。
目次
第 1 部 — 脊柱側弯症の概要 | 第 2 部 — 手術への道のり | ||
第 1章 — Apakah Skoliosis itu | 13 | 第 9章 — 手術の決断 | 167 |
第 2章 — 脊柱側弯症の原因 | 29 | 第10章 —手術のリスク評価 | 175 |
第 3章 — 脊柱側弯症の種類 | 39 | 第11章 — 費用の管理– 大きな出費 | 187 |
第 4章 — 病気の見分け方 | 55 | 第12章 — 手術時期、施設、外科医の選択 | 197 |
第 5章 — 病気の発見と診断 | 65 | 第13章 — 手術の準備 | 207 |
第 6章 —重症度 | 85 | 第14章 — 麻酔の使用 | 223 |
第 7章 — カーブの進行 | 99 | 第15章 — 手術の種類 | 237 |
第 8章 — 治療オプション | 115 | 第16章 — 外科医が使う器具とインストルメントc | 261 |
第17章 — 手術室で | 277 | ||
第18章 — 手術 – 実際の手順 | 285 | ||
第19章 — 起こりえる合併症 – 失敗の要因? | 297 | ||
第20章 —手術 – 最も重要な 50 の FAQs | 311 | ||
おわりに | 331 | ||
参考文献 | 335 | ||
索引 | 347 |
整形外科の医師による序文
今日、人類は非常に混乱した時代にあり、よい結果の可能性があるにもかかわらず、悪い結果を心配する傾向にあります。頂点への競争がこれほど熾烈だったことはありません。神に与えられたメカニズムを駆使した現代医学や化学の研究は、まだ素晴らしい発見や発明に向けての 努力を続けています。こういった現状の恩恵を受けるため、つまり実りのある貢献と期待通りの結果を得るためには、心身が完全な状態であることが必要です。不注意で不健康な生活要素と現代社会の恩恵は、病気と衰えを私達のライフスタイルから切り離すことができなくしました。職業やライフスタイルによる、私達の存在を脅かす危険の影響について言及すると、神によって創造された物理的、生物学的メカニズムである、私達の体が最も大きな影響を受けます。
そして、健康状態は、私達の体を文字通りまっすぐに支えている構造に対し非常に大きな負担を強いています。最近の研究は、脊柱側弯症を含む腰の病気が、米国で最も頻繁に報告される致死疾患の原因であることを示しています。
「手術が必要な脊柱側弯症の方のための完全ハンドブック」は、人間の脊柱のメカニズムを非常に分かり易く記し作品です。本書は、脊柱の最も一般的な変形の1つである、脊柱側弯症に関する総合的なハンドブックです。変形による歪みと障害が、他の特徴と共に詳しく説明されています。著者は、側弯症と変形が命に関わることを読者が理解できるよう変形に関するすべての重要な側面をステップ毎に配置しています。なぜ脊柱の歪みがおこったのかということから、重症度の評価、治療方法、脊柱矯正手術の詳細に至るまで、本書はこれらのすべてをカバーしています。
シッダント・カプーア医学博士、 M.B.B.S, D.N.B.
整形外科医
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